陰鬱

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役立たずの本懐

僕が君を人間不信にさせたというなら、僕はただ黙って、さよなら、なんてしていいとは思えないわけです。やはり、それ相応の責任を取るべきだと思うのです。何もせずに、僕の罪業を赦してもらおう、なんて厚かましいにも程があるでしょう。そして、どうにか僕は信用に足る人間になりたいと思います。
だから、僕は君が困ったとき、一生涯に亘って何かしてあげられたらなと思います。もちろん、いまの僕では経済的にも時間的にも限界があるかもしれません。ならば、将来的に何かできたらなと思うのです。
君はきっと今日と明日を生きるのが必死で、将来の事など眼中に無いかもしれません。けれども、あなたはきっと、今のうちにはまだ死なないでしょう。もし、今後、いざという時に頼れるような人間になりたいと思いました。そして、君が如何なる状態であろうとも、助けられる人間になりたいと思った。要するに、君と出会って初めて、僕は立派な頼れる人間になりたいと心から思った。
金も払えない、時間通りに起こす事もできない役立たずに何ができるんだと思うかもしれないですが、僕は必ずしも君を支えられるような人間になります。そして、一生涯に亘って、僕は君のことを遠い空の下で見守りたいと思います。
過去に僕が関わっていた人に、とても優しき人がいました。その人は僕が本当に苦悩して、辛かったとき、「自分を使い捨てしてくれ」と言うのでした。あの時、僕は本当に死にたかった。寂しくて仕方なかった。そんな時、己の身を使い捨てしてくれ、なんて言って犠牲的な優しさを見してくれた。僕は驚いた。僕には、犠牲的な愛が足りなかったのだろうか。結局、僕はその人に頼りすぎて、相手が折れてしまい、辛い思いをさせてしまった記憶があります。
そう、僕もいずれ使い捨てしてください。困った時に何か頼んで、そしてまた突き放してくれればいいのです。犠牲的献身的な隣人愛で、僕は一生君のことを助けたいです。もちろん、今は力不足だということは十分承知です。
もう君への恋愛心といったものも超越しつつあります。ただ、僕は信用に足る人間に愛されて欲しいと思うのみです。君が心優しき人間に愛されれば、僕は幸せなのに...ここ最近は悲しくて仕方ないです。僕は君の内的な葛藤を想像すると、心が痛いです。どれもこれも僕のせいなのかなと、罪悪感でいっぱいになります。
僕の哀れな言動を取り消す事はできないでしょう。ならば、一生涯君のことを忘れないし、なにかあったらお手伝いします。だから、どうか僕のことをいつか赦してあげてください。
つい君のことが気掛かりで、心がそちらに遊離してしまいます。余りにしつこいのはいかんと思うので、一旦静かにしようかなと思います。