陰鬱

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一年も関わっていたから、まだ不完全燃焼で、思い残すことがある。だから、ここにそれを書いて本当の最後にする。


君と関わる時、常に境界例を意識しなかったと言えば嘘になる。君と境界例は一心同体であったかもしれないが、僕にとっては別個のものであった。それに、君は人格障害だと思われるのは凄く嫌だったと思うから、極力意識しないつもりでいた。


僕は境界例有る無しに関わらず、君を心から愛していた。一途な愛に境界例は何も作用しなかった。僕は君そのものを心から愛していて、境界例はもはや何の問題でもなかった。


しかし、境界例的な言動に苦しめられることは多々あった。慢性的な虚無感や寂しさ,些細なことで怒ってしまう易怒的なところも、理想化と凄まじい程のこき下ろし,激しい対人関係。たとえ僕が悪くとも、おぞましい言葉で僕を罵り、こき下ろされ、僕以外の人と恋愛関係に発展しては途切れていくその様に、僕は何度も傷つけられ、ボロボロになった。いくら説得しても、ほんの少しでも価値観を受け入れてもらえなくて、本当に哀しかった。


でも、これは境界例という一つの深い深い敵であって、本当のめいちゃんはきっと良心的で、優しくて、いつか分かり合える人だとこの1年間信じてきた。僕を罵るのも、僕を一途に信じてくれないのも、今まで辛い思いしてきた全ては、境界例という敵のせいであって、そいつのせいで、めいちゃんの優しさや魅力が曇ってしまうのだと思っていた。本当のめいちゃんの優しさや良心を信じて1年間過ごしてきた。一途に信じていた人から、ボロクソに罵られようと、よく分からん人とラブホに行かれようが、何度もブロックされようが、誰かに養ってもらうとか言われようが、境界例のせいであって、決してめいちゃんが望んでしているのではないと、ずっと信じてきた。


でも今回の件で、僕はやっと認めざるを得なくなった。君の境界例という別個の敵が、君を憤怒へと導き、こき下ろしとも呼べる罵倒をさせたのは今までの経験上分かっていた。でも、そこで発した言葉に、君の性格というか、君そのものが現れたことに気付いてしまった。

身なりも気遣いもできない恥ずかしい人間で、皮膚疾患のせいにしている何もできない無能な存在。仕草も喋り方も平均以下。


こんなレッテルを一方的に貼られて、なぜ僕は君と関わり続けられるだろう。仮にこれが事実だとしても、相手を傷つけることになるのは容易に想像できると思う。


僕はもう哀しくて一人泣いた。泣きたいのはこっちだった。この台詞は君そのものが吐き捨てたもので、決して境界例のせいではないからだ。君の中に閉じ籠もっていた性格や人徳というものが、あらわになったのだと思う。ここまで生々しく響く罵倒は未だかつて聞いたことがなかった。一年信じてきて、言われる言葉はこれなのかと、絶望した。境界例が言わせたのではない、君自身が発した言葉であり、僕を心から見下していることが初めてわかった。



前々から僕はよく罵倒されていたから、僕は本当に罵倒されるべき存在なのか確かめたかった。だから、色々な子と関わってみた。確かに気遣いは無いかもしれない。歩かせてしまうこともあったし、奢ったこともない。でも、誰一人から文句を言われたこともないし、他の人と揉めたこともない。それに、僕の身なりや気遣いがどうであろうと、凄く気に入ってくれている。見下される関係ではなく、リスペクトしてくれている。なぜ君だけが僕の身なりや気遣いを気にするのか。身なりや気遣いが良ければ、心なんかどうでもいいのか。



君が僕の手を受け入れてくれたこと、それだけで一生大切にしようと思っていた。たったそれだけのことかと思うだろうけど、初めて僕のコンプレックスを受け入れてくれた唯一の存在だったから、嬉しかったんだ。僕はその良心を信じ続けてきたんだよ。境界例なんかどうでもよかったよ。魅力なんていらなかったよ。本当に好きだったんだよ。好きになる理由はたった一つで良かった。一生そばに居たいと思ったし、養うつもりだった。親にも言ったことがあったよ。本気だったよ。



本当はね、これからも君が誰と関わろうと、どんなに罵られようと、何度突き放されようと、愛し続けたいよ。でも、僕は燃え尽きてしまった。君から与えられた愛によって、その愛は燃え盛り、消えゆくことを知らない。その愛の炎は増していくうちに、僕自身を焦がしてしまったんだ。燃え尽きていく僕は、君からもらった愛はもはや呪いに変わってしまい、僕自身の一途な心を壊してしまったんだよ。きっと君が僕に愛をくれなければ、ただの友人でいれば、僕は一生君と関われたし、お互い傷つけ合わずに済んだ。君が管理人や他の人と長く関われているのは、その人たちは君のことを好きではないからだろう。本当に好きだったら、君が色々な人に愛を振り撒くのを見ていたら、気が狂いそうになるだろう。愛は不可逆的なもので、一度愛されてしまったら、二度とその事実は取り消されることはないのだから。



きっとこの文章も支離滅裂で、馬鹿げたものだと一蹴されるのが目に見えている。そして、僕は君の中で最悪な人間として終わる。それでも、君はいつの日か思い出すと思う。僕のダメな部分だけでなく、僕のほんの少しでも良かった部分を、そして僕が君を心から愛していた事実を、何年の時を経てようやく気づいてくれると信じている。でも、その時にはもう遅いのだ。僕はもういないだろう。時期が悪かった。