信じる

人を一途に信じるってこと、なかなか難しいと思います。僕も、色々といじめられたり、裏切られり、人間不信に陥ったこともあった。それでも、僕は信じ続けたいと思う。メロスがセリヌンティウスを、セリヌンティウスがメロスを信じ続けたような、人の生死すら天秤に掛けられたとしても、僕は信じ続けられる様な確固たる精神で、人を信じたい。漠然荒涼とした幸福のために、ただ一心に信じ続ける我が姿を嗤う者もいるかもしれない。けれども、僕はたとえそれが実らなくとも、一心に信じ続けた自分を慰めたいと思う。何かを犠牲にしてまで、その人の良心を信じ続けることは、きっと美しいことだから。

なぜ　めぐり逢うのかを
私たちは　なにも知らない
いつ　めぐり逢うのかを
私たちは　いつも知らない

どこにいたの　生きていたの
遠い空の下　ふたつの物語

縦の糸はあなた　横の糸は私
織りなす布は　いつか誰かを
暖めうるかもしれない