陰鬱

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さいご

僕はずっと彼女のことを想い続けた、彼女への愛はなおも尽きない。消えて欲しいだとか価値がないだとかしねと言われようと、僕は彼女を想い続けている。彼女の悲痛なる罵倒は僕の骨の髄にまで突き刺さり、二度と忘れることはない。それでも、僕は彼女を想い続ける、そして彼女の本来的な優しさと良心を信じ続ける。
傷つけられても何度だってそれを受け止めて、彼女のそばにいることが僕にも彼女のためにもなると思っていた。でも、もはや僕の存在意義は揺らぎつつある。愛する人が赤の他人と触れ合う屈辱を、それに伴う僕の心痛なる叫びも彼女には届くことはない。そして、僕がこの世で一番彼女のことを想っていることも彼女には届くことはない。そして、僕の苦しみは、彼女にはいっさい届くことはない。
よって、僕は二つの選択肢に迫られる。彼女への愛を放棄するか(消えるか)、隣人愛的精神で彼女の行く末を見守るか。
僕は彼女のことが未だに好きだから、後者を取るに違いない。けれども、どちらを取ろうとも、もはや希望は残されていない。なぜなら、どっちみち彼女への愛は決して実ることはないからだ。僕が消えることなく彼女の行く末を“パパ”の如く見守ったとして、僕にできることはそれだけだ。彼女がどれだけ僕に助けを求めたところで、もはやなにもできないのだ。僕はもはや彼女の友達とも言えないし、恋人でもないからだ。そんな僕に、彼女は存在意義を見出すこともできないでしょう。
僕は自分から消えようとは思わない。既に忘れてしまったことでしょうが、彼女は僕に消えないで欲しいと言ったから。消えたら人間不信になると言ったから。僕に存在意義を見出せなくなり、僕という存在が邪魔で、僕からの細やかな手助けももう要らないと思うなら、ブロック削除してください。もう、覚悟はできている。
もはや僕のことを好きでいて欲しいとも思わなくなった。今回でもう踏ん切りがついた。なにも彼女を責めているわけではない。僕はただ、今まで散々辛い思いをしてきたであろう苦悩から解放されて、自由に思う通りに生きてもらいたい。ただ生きていてくれているその事実だけで僕は満足して、また一歩を進めると思います。だから、気高く生きて。そして、貰えなかった分、いっぱい愛されて。