陰鬱

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孤独の超越

ここ最近はレポートなり、バイトなり、東京に遊びに行ったりと忙しい。やはり、孤独を和らげるのに、忙しさこそが正義と感じる。

やはり、普通が一番なのだ。学校に行くのも会社に行くのも、一日の大半を費やすものだ。それは、まるで人生の限りある時間という名の自由を奪われているかのように思える。けれども、その誰もが行なっている普通の義務のお陰で、我々は思考を停止できる。寂しさすら感じる暇はないのである。もちろん、少しは立ち止まって、少しは休んで、自分を見つめ直すことも必要だろう。けれども、その期間は一年あれば事足りる。短くて1ヶ月だ。たったそれだけの期間で、我々は大抵のことは悟れるのである。それ以上期間を設けたところで、思考は堕落していき、自らを戒めて、苦しめて、ドツボに嵌るだけだ。要するに、考え過ぎは良くないのである。人は考え過ぎないために、義務を忠実に履行する。それこそが、人間の賢い生き方である。それを拒否して、長い間思索して、なにか哲学的なことを悟った気持ちになって、自らを満足させる人間が如何に多いことか。なにかを哲学するために、社会から逃避し、引きこもる口実にしている人間が如何に多いことか。社会で生きながらも、時々一息つけるその瞬間毎に、我々は十分哲学できるのだ。哲学の枠から飛び越えて、ただ妄想に浸りながら、自分を否定するほど、愚かな境地はないだろう。