形名参同

最近は授業で扱っているのもあって、中国思想を学んでいる。諸子百家なんて学んでると、名家なんてのが出てくる。そいつらが説いてるのが名実論（正名論）というのものです。名が名辞であり、実が実態。要するに、言葉と行動と捉えていいのではないでしょうか。それが符号しないとき、乱れとなる。要するに、発言と行動が合わさった時、初めて良い方向へ向かうのだ。こう言った考えは、政治に用いられることが多い。しかし、法家の韓非子は、「刑名参同」という言葉で、名実の一致を説いた。これは日々の人との関わりの中にも適用できるものだ。

口に出して言った言葉と行動を完全に合わせること。
「形」は行動、「名」は言葉、「参同」は比較して一致させること。

という意味だ。

要するに、僕はこういった側面を完全に蔑ろにしていた。ただ、受け入れるだけではダメだった。誰かのことを大切にしたいなら、僕は名実を一致させる必要があった。受け入れるとか言っといて、やっぱり行動で示すことができなかった。もちろん、僕は不器用だし、無いものだらけだから、できないこともある。でも、最善を尽くして、限界と決めないで、出来るだけ行動で示して、寄り添えれば良かっただろう。それができない人間を、信用することはできないでしょう。僕はただ、精一杯自分がしたことを並べて、己の限界を主張して、相手を盲目的に批判することしかできなかった。

もう僕は君について語る権利があるのか分からないけれど、不都合があったらまた消そう。

自己内省してくれるだけで君は立派ですね。それだけで僕はもうなにも望まない。そして、僕の悪い部分を改めて自覚できました。もう少し献身的な愛と行動があり、下らぬ愛欲を捨てきれば、僕はより君が納得する形で、好きでいられるのだろう。何度も言ったことを守れずに、失望させてしまったことは、僕も痛いほど記憶があります。。

最近はあなたのことを語るべきではないと思って、敢えてひた隠しにしてましたが、この二週間僕は一度たりとも忘れていない。バイトやレポートや知り合いと遊びに行って寂しさを紛らわしていたけど、君がいない日常は、やはり空虚で、いかに元気をもらっていたかがわかる。僕も色々あったけど、感謝しかない。本当にありがとう。過去形なんかじゃなくて、やっぱりいつまでも好きだし、ずっと見守っていたいと思う。消えることはないだろう。

こうやって離れることで、また色々と学ぶことがあります。自分の馬鹿げた一時的な怒りも収まって、冷静になることができます。そして、自分の至らなかった点について反省することができます。もはや、君に対してどう関わって、どう愛せばいいのか分からず、諦めの境地にいた僕ですが、ようやくまた抜け出せそうな気がしています。ただ、まだ僕は君を元気付けられるほどの技量や余力があるか疑問で、また君を傷つけてしまうのではないかと不安な面もあります。それどころか、また烏滸がましくも君と関わっていいかも不明瞭なのです。。

最近は絵に精進しているようですね。やっぱり類稀なる才能があります。まどかちゃんが凄く可愛く描けています。

こんなに君のことを書くといかんかもしれませんので、ここで失礼します。取り敢えず今の気持ちです。勉強や趣味に精一杯羽を伸ばしてください。僕も頑張ります。不都合あれば消します。