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ほんとに僕にとっては充実した一年だった。僕が歳の離れた年上の人とか、4、5人の中で自分から発言するとか、そういった苦手を改善してくれたのも彼のおかげだった。一緒にチラシを作ったり、新しい人と出会って話して、そして別れて、色々試行錯誤して、あの頃は生き生きしてた。苦労の影にも、笑顔があった。ほんとにいい笑顔してた。純粋だった。今や、君は神になってしまった。こんな年で。母親のことで泣いたちょうど7日後に、母親のもとに行ってしまった。

そして、色々辛いことがあっても、彼と過ごしてたからこそ、寂しさも紛れていた。なんだかんだ楽しかった。俺は恩返しもできなかった。失って気づくのだ。生きているうちは、鬱陶しく思ったり、優しさがバカらしく思えたり、喧嘩したりするけど、失って初めて、気づくのだ。

彼の死を無駄にはできない。あまりにも重すぎる教訓を僕はもらった。救えただろう命を、散らして得た重すぎる教訓を。